デザイナーとプログラマーの協業について
ここ数日、興味深い記事を立て続けに読んだので備忘録として。
業務システムのユーザビリティ:DESIGN IT! w/LOVE
世間では、ユーザビリティといえば、プロダクトのUIやWebサイトに関連した話題ばかりが取り上げられますしかし、ユーザビリティを改善することで最も効果が得られやすく、かつ、実はユーザビリティの改善のための作業を行いやすいのが、業務システムの分野だろうと僕は感じています。
業務システムがWebアプリケーション化されていく流れの中では、Webデザイナーが果たす役割は大きいと思う。5年以上前になるが、医療機関で使われるWebアプリケーション開発にデザイナーとして関わったことがある。最終的にはPGさんが作ったプロトタイプよりユーザビリティが向上したと思っている。この仕事をはじめてそれほど経っていない頃だったけれど、当時としては力を尽くしたつもりだし、PGさんやSEさんともいい関係で仕事ができた。たぶんこの経験が、自分のベースになっている。
だから。
典型的な Java屋 は JSP を使うことに何の疑問も持っていない - kwatchの日記
彼らとしばらく話してわかったことは、JSPを使うことに何の疑問も抱いてないこと、カスタムタグのせいでデザイナーと協業できないことをちっとも気にしていないこと (逆に.NETやASPの存在は気にしてて「.NETと差別化できるはずですよ」という言葉には敏感に反応すること)、というかデザイナーもIDEやJSF用ツールを使えばいいじゃんと考えていること、であった。
JSPに関わった経験がないので、その部分についてはよくわからない。ただ、開発者とデザイナーの協業が、(あまり)重要視されていないといった話を聞くと悲しくなってくる。ただ、それにはデザイナー側の責任もあるのかもしれない。
デザインとロジックの分離という考えは、デザイナさんのスキルに大きく依存すると思うので、デザイナさんが何と言うのかを聞かないと良い悪いというのは全く判断出来ないんじゃないかと思う。プログラマがいくら良いと言ってもデザイナさんが、「作業がしにくくなるから嫌だ」と言えばそれまで。
それから、海外ではウェブ制作業務が「ウェブ構築(web development)」という呼称に統一されつつある印象があります。というか日本で言う「ウェブ制作」に当てはまる語句は “web design” くらいしかなく、これを制作プロダクションとして掲げているところは減ってきました。いまどきビジュアルデザインしかできないのでは、まぁ受注が難しいというところでしょうね(海外でも「デザイン」という語に情報設計という意味を含めた上で理解している人は少ない)。求人サイトを見ても、“web designer” とは言え、実際にはコーディングも JavaScript や PHP も書く “web developer” が期待されている場合が多い。
もう、このへんの能力はWebデザイナーの必須スキルということにしてしまっていいんじゃないか。求められるものがどんどん高度になり、分業化が進んでいくと思う。そのときに、プログラマーとデザイナーが断絶してていいはずがないだろう。プログラマーの言葉が理解できるデザイナー。
# 欠けている部分を埋め合わせるに十分以上の、
# 圧倒的なビジュアル作成能力があるなら、話は別だけど。
逆に、デザイナーの言葉を理解してくれるプログラマーが増えてくれると嬉しい。で、いっしょにいい仕事がしたい。
CMSを業務の一環で使うようになって、上記のような問題が身近に顕著に現れるようになってきて、
WEBに求められるものが多くなってくるにつれ、CMS以外の場面でも、問題に直面。
人事じゃないっすよね。
弊社は創業4年弱(5期目)なんですが、デザイナとプログラマ(とスーツ(笑)の協業というテーマは、創業時からのこだわりです。
Web業界関係者のブログを見ていると、3年前よりも確実に「歩み寄り」が進んでいる気がします。まだまだ理想にはほど遠いですが。
デザイナとプログラマの協業(対立?) (ZEROBASE BLOG)
http://zerobase.jp/blog/2006/08/post_2.html
「デザイン」がソフトウェア開発を変革する (ZEROBASE BLOG)
http://zerobase.jp/blog/2008/01/post_19.html
正に「問題に直面」している時期だからこそ、
「歩み寄り」が進みつつあるのかもしれませんね。
岩手だとWeb業界関係者の絶対数が少ないという理由もありますが、
デザイン系と開発系の人が入り混じるIWDDは
ものすごく現代的なのかもしれないと思います。
# 他の、地方の勉強会もきっとそうじゃないかな。
いやあ、そいつは無理だ(笑)
僕はもっと専業化と分業化が進むべきだと思うな。もちろんWebデザイナーと自称するにはある程度の知識は必要だろうけれど。仕様書を斜め読みできるとかね。
うん、ここの認識は同じなんです。ただ、分業化が成立するためには、
「専業」の考え方を変えないと、この先に行き詰ってしまうんじゃないかと
思うわけですよ。この仕事は続けたいと思ってるし。
> いやあ、そいつは無理だ(笑)
おれに言わせれば複雑怪奇なMTのテンプレートシステムを
使いこなしてるんだから、そんなことないですってば。
MTに限らず、CMSに関してはそれなりのこだわりはあるんだけれど、ユーザーには関係ないしね。
来月盛岡に行く予定なんで(IWDDの手前かな)久しぶりにゆっくりと情報交換でも。前回はすみませんでした。チビ達との約束が優先だったので :-)
> チビ達との約束が優先
そりゃもう当然です。